府中大國魂神社、深大寺参拝

武蔵野総社大國魂神社由緒によると、大国魂大神を武蔵の守り神としてお祀りした社である。

この大神は、出雲の大国主神とご同神で、大昔武蔵国を開き、人民に衣食住の道を教え、また医療法やまじないの術も授けられ、俗に福神又縁結びの神として著名である。

また、馬場大門欅並木は、源頼義、義家父子が欧州征伐の途中、当社の戦勝祈願をし、戦に勝って凱旋の時、お礼参りのため欅千本を植えたのが始まりと記
されている。

馬場大門欅並木より旧甲州街道を渡り境内入り口に至る。

入り口には、御影石でつくられた鳥居では日本一の大鳥居前で礼をしていよいよ参道に入る。

大鳥居の下には狛犬が置かれている。多くの末社や日ロ戦役記念碑、軍艦「球」戦没者慰霊費、などを過ぎると、右手に手水舎があり、清めを行い、隋神門をくぐる。

左手に鐘楼、結婚式場の入り口を見て進み中雀門を通り、右手に授与所、左手に社務所を見、拝殿の前に進み参拝を行う。

帰りに、御札と御朱印を求めた。

目次

参道より隋神門

正面には随神像、後面には恵比寿・大国が納められ、東京藝術大学で製作された。俗に右大臣左大臣と呼ばれる「豊磐間戸命」「櫛磐間戸命」という門の神様である。

手水舎

明治30年完成で、棟梁は当時拝殿や随神門の建築を手掛けた佐藤彌一、中村長作である。千鳥破風の屋根もさることながら、特筆すべきは獅子や龍、獏や鳳凰等の彫刻である。これは江戸彫工の飯田家四代目、飯田勇次郎によるものである。また水盤には文化10年(1813)の彫が入っており、江戸名所図絵に描かれているのはこの水盤で間違いないだろう。当社が明治18年に官幣小社に列格されてから、拝殿から神輿に至るまで様々なものが新調、改修されてきた。その流れで手水舎も新しく立派なものを拵えようとして、元々使っていた水盤を残し、その周りに新たな母屋を作ったのではないだろうか。現在も参拝者が利用しているこの手水舎は平成23年大國魂神社御鎮座壱千九百年記念の際に改修が行われ、随神門外側西参道角に移設された。

大國魂神社ホームページより

拝殿

拝殿は明治18年、当社が官幣小社に昇格した年に改築したものである。その後昭和53年に改修された。内部で拝殿と幣殿に分かれている。構造は流造・切妻千鳥破風・銅板葺素木造である。かつて将軍徳川家康が慶長年間に社殿を造営した際には拝殿と本殿の間に幣殿が建立されていたが大火で焼失し、再建後に拝殿と幣殿が一体となった。拝殿正面「総社六所宮」の扁額は江戸時代中期の書家勝間龍水によるものである。

大國魂神社ホームページより


深大寺に参拝する。
日頃は運動不足解消のために散歩をするところであるが改めて参拝し、御朱印を求めた。
深大寺は国分寺崖線のはけに位置する。
水の湧く所が豊富にあり、古くは通路まで水浸しの時があった。
現在ではすっかり整備されているが、子供の頃には豊富な水を利用した、古い茅葺屋根の水車小屋があった。
小学生の何年生の時か、遠足にも来た。
また、現在の「水神園」の所にマスの養魚場がり、マス釣り場としても賑やかであった。
小遣いを握りしめ夕飯のおかずのマスをつり、家族分をポケットに入れて、自転車で急いで家に帰った思い出がある。
そこを進むと参道があり、左に「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な「鬼太多郎茶屋」を見、左右には蕎麦屋が軒を並べている。進むと古い階段がありその上に、茅葺(長い間の風雨に耐え、左端が傷んでいる)山門がある。
一礼をして山門をくぐり境内に入ると、高木の林に囲まれた本堂や庫裡、太子堂が絵葉書のような景色が目に入る。
右側事務所前にはムクロジの(実はお正月の羽付きの羽の頭として使い、昔の石鹸として、灯明の煤の汚れを洗ったり、洗髪に使ったり、身近な生活用品として使われていた。)木、左側には「なんじゃもんじゃ」(ヒトツバタゴ一つ葉田子とはモクセイ科ヒトツバタゴ属の一種。
同じモクセイ科のトネリコ(別名「タゴ」)に似ており、トネリコが複葉であるのに対し、本種は小葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」の和名がある。5月には細い花びらを付けた花を咲かせ、雪をかぶったように全体を覆うように咲く。)の高木が目に入る。本堂に向かい手を合わせる。参拝を済ませて左側に進むと太子堂への階段があり、何時も護摩を焚きお経の声が響いているお堂に参拝をする。
深大寺の開創は、天平5(733)年に満功上人が開山され、深沙大王の霊地、泉水は、水神信仰をもたらし、深大寺の名は水神と関係のある深沙大王に由来している。
何度かの火災を経て、古い建物は、山門(元禄8年)、常香楼(天保4年)があり、本堂に至る。
また平成29(2017)年に国宝に指定された「銅像釈迦如来倚像」(深大寺白鳳仏)、国の重要文化財である梵鐘など貴重な寺宝を安置している。
3月3日・4日には、厄除元三大師大祭とだるま市が行われ、子供の頃より楽しみにしていた。
現在では、3月4日には裃袴をつけ、お練り行事に参加し、本堂でお参り、参拝する機会を得ている。

山門


本堂、常香楼


元山大師堂

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