七草粥・七草雑煮

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七草粥・七草雑煮

春の七草、カブ大根は自家製の野菜を使用し、他の草は市配の物を買い求め活用し、七草を焚きこんだ粥を焚き、餅を入れて煮込み食した。

七草粥を仏壇にお供えする。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの七草を言うが芹は田や田圃の淵に自生し湧水の湧く時期には手に入ったが今は採取するところがない。

ナズナは草地、講演などに自生しているが戌などの糞をさせる人が多いため衛生上から採取するところがない。

ごぎょうはハハコグサとも言い、家の周りや畑に多く自生している。季節が進み春、桜の咲くころに、蓬の代わりに草餅の色付けにも使用した。

はこべらは、つる性で、この季節では日のあたりの良いところに自生している。現在は小鳥の緑の葉として餌に摘む人が多い。

すずしろは、ダイコンであるから畑で採取できる。すずなは、カブのことであることから畑で採取する。

医食同源の考え方から見ると、なずなは、利尿・解毒作用があり、腎臓や肝臓の機能を整える効果を持つ。

ほとけのざは、高血圧を予防する効果がある。

せりは、ビタミンCやミネラルが豊富に含まれており、現在でも他の緑の野菜の少ない冬に鍋料理、お浸しなどで食べられている。

ごぎょうは、たんぱく質やミネラルが豊富で、せき・たんを取り除くと言われている。はこべらは、歯頚の腫れや皮膚の腫れに効果があり、止血作用や利尿効果があると言われている。

すずしろ・だいこんはビタミンC、鉄分、植物繊維が豊富で風邪の予防、整腸効果がある。

すずなは葉にはカルシウム、根には消化効果があり、便秘や成人病予防に効果がある。

七草がゆは、冬でも成長する、旬の生命力のある七草を食べることにより新しい年の無病息災を祈る。

また、正月料理で偏った食生活につかれた意を休め、栄養補給を行う食事である。

我が家では、七草がゆに餅を入れ七草雑煮として食べ、別に雑煮を作り食べる。



朝起きてみると、思わぬ雪景色であった。雪の日の玄関先、かつてはどこでも見ることができた富士山であったが、建物が立ち込めて見ることができず、天文台通りからの雪景色となった。

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