大暑暦の上で暑さが最も厳しくなるころの節気。
富士山登山。娘と2人で出かける。
前日は登山の準備で午後を過ごし、トイレ使用のための100円球をかき集める。
ザックを伸長したためにパッキングの容量がわからず、何回も入れたり出したりする。
娘はザックが重たいため自宅に戻り、車で取りに帰り、家に戻り2人でに装備のチェックを行う。
結局床に就いたのは、12時を廻ってしまった。
寝付いたかね付かなかったかわからないような状態で、3時30分の目覚ましで起こされた。
睡眠時間は2時間程度であった。
午前4時30分に自宅を出発、小金井5時12分発大月行きに乗車、大月着6時19分、富士急行線河口湖行き6時32発に乗車、富士山駅7時20分着。
富士急行線河口湖行きの駅より撮影した富士山、まさしく改正で今年に入って最も良い天気であると聞く。AM7:21
北口本宮冨士浅間神宮から登山するか、5合目から登山するか悩むところであったが、3時間余計に歩くことから、5合目より登山するスバルラインを通り、富士スバルライン5合目まで行くこととし、幸いすぐに定期バス7時20分発が運転手さんの計らいで乗ることができた。
8時に富士スバルライン5合目に到着。
小御岳神社に登山の安全祈願をし参拝し、小御岳売店で朝食にカレーを食べ、コヒーを飲み(AM8:40)出発の準備を石畳の広場で整えた。
富士小御岳神社(ホームページより移記)
富士小御岳神社(ホームページより移記)
御祭神 磐長姫命(いわながひめのみこと)、桜大刀自命(さくらおおとじのみこと)、苔虫命(こけむしのみこと)
小御嶽は富士山より先に出現した山で、小御嶽と古富士の二つの山を土台に噴火を繰り返し、形作られたのが現在の富士山です。その小御嶽の山頂で山岳信仰の霊地である富士山五合目に承平7年(937)に鎮座、創建されたのが冨士山小御嶽神社です。祭神として磐長姫命を祀り、富士信仰の中心の大神として崇敬を集めます。
富士山小御嶽石尊大権現、富士山中宮、富士天狗宮とも称され、富士登山者の守護神です。往古より、お中道巡り、富士山頂へ至る行程の拠点として富士行者が参籠して大行となしました。
富士山の五合目周辺は「天狗の庭」と呼ばれ、道開きの神として7月1日の富士山開山祭では大天狗、小天狗が先立ち、鳥居に張られた鳥居に張られた注連縄切りを行い、道開をして、御輿の渡御をして登山の安全を祈願します。天狗は神社の御眷属とされ、小御嶽古太郎坊正真と呼ばれております。
日本武尊社
拝殿の天井には富士講の信者が奉納した額が敷き詰められ、境内の日本武尊社は日本武尊を祀り、寄進された恵比寿像、大黒像も祀られています。御神徳は関東地方並びに全国より多くの崇敬者を有し、富士登拝者の家運隆昌、交通安全、延命長寿、縁結びの守護神として崇敬されています。
5合目の駐車場には登山客を乗せる、疲れた登山客を背に乗せる農耕馬のような足の太い馬が沢山客待ちをしている。
6合目までは路上に馬の糞が沢山落ちている。夫婦桧を過ぎ、いよいよ分岐にいたり、頂上への登山口より登山を始める。(AM9:40)
5合目総合管理センター(観光案内、山梨県総合窓口、警察、救護所など)で富士山保全協力金(富士山の環境保全・登山者の安全対策・救護所の拡充、安全誘導員の配置等、信仰対象、芸術の厳選としての価値等の情報発信等)に協力(県内施設の優待割引等を利用可の木札をもらう)吉田ルートを登山開始。泉ケ滝を通り6合目安全指導センターへ、きょうの宿泊場所7合目鎌岩館を目指す。
安眠効果の高い杉の木が香る富士山で一番新しい山小屋へと生まれ変わった。富士山7合目にある鎌岩館
江戸時代末期の文献に茶屋として登場、鎌岩館周囲の岩を「神満岩」や「釜岩」などと表記され、岩の形が不動明王の梵字でカンマンの文字に似ていることから名付けられたと言われている。
また、小屋の脇に小さな溶岩樹型があり(非公開)、岩の間から滴り落ちる岩清水を飲むとおっぱいの出がよくなると言われ、現在では山小屋の神棚に乳飲み子を抱えた安産の守護神、母の石像が祀られている。妊婦さんの富士登山は困難なので、夫が安産祈願のための登拝に多く見えるといわれる。
五合目からは2時間半。山頂へは3時間半。
山梨県側登山道(吉田口・河口湖口)標高2790メートルに位置する2016年7月1日にグランドオープ。2021年リニューアルし、2022年度も感染症予防対策を講じ、新しい山小屋スタイルで営業している。
2021年リニューアル。コンセント完備ドミトリータイプ、シングルルーム新設、山小屋で個室と小部屋を完備。館内にはリラックス照明が灯り、夕朝食時にはJazz、クラシックピアノが流れ大変きれいな山小屋で、昔は1畳に1.5人と言われていたが、1畳につき一人という余裕のある雰囲気である。トイレも様式の落としで大変綺麗であった。(使用量は部屋代とともに支払う)
7合目鎌岩館入り口(Pm13:15着)
泊りの鎌岩館へ到着時間が早かったので、夕食までの時間は、汗でぬれたものを着替え、部屋の中につるし乾くのを待つことにした。その後は、朝買い置きをした梅干し入りのおにぎりを一つと、お菓子を食べながら、今後の予定を確認し、配布されている寝袋に足を入れ、食事の時間まで横になり、仮眠をとることとした。登頂への出発は、Pm10:30起床、11:30分に出発することとした。登頂はたくさんの人で混雑が予想されることから早めに出発し、頂上でAM4:20分のご来迎を待つこととした。山頂へ着くと寒くて、寒くて、用意して、持っているものをみな身に着けて寒さをしのいだ。熱い甘酒を飲みひと心地が付いた。
鎌岩館夕食(牛丼・味噌汁・ゼリー・香の物)ビールを二人で分けて飲む(Pm17:45より)、以前は、富士山の山小屋の食事はカレーライスと一本のウインナー双生児と決まっていたのだが、牛丼とは、下界のレストラン並みに変わっていくのだな。修行僧の霊地から、世界遺産に登録されたことが良い変化を生んでいるものと考えられる。
午後10:30分に起床、出発の準備を行いPm11:30分に出発、寝不足と、疲労の蓄積から足が重たい。
頭に付けたライトの傾きが合わず、高低差がしっかりと見えず、年齢による目の視野も落ち、足がふらつく感じがしたが、ライトの向きを適度に変えると歩きやすくなった。
8合目に到着
9合目に到着いよいよ最後の幟の鳥居をくぐる。
頂上に到着、ご来迎までには時間がある。娘は寒いと言い、歯の根が合わない様子であったため、切られるものを全部来て上にかっぱを着るように伝えた。
温かいコーヒーを買い二人で飲むと、体が温まったと言い、顔色も良くなった。
これは、準備の段階で、長そでの、薄いダウンをもっていくように言ったのだが、言うことを聞かなかったためである。
いよいよご来迎の時間になるので山小屋を出てみると、多くの登山者が展望台に集まり始めた。
うっすらと夜が明け始めると、下界を見ると、電気輝く街が見えた。
夜が明け始めると、白く輝く雲海が現れ、水平に太陽の光が見え始め、雲海と空を二分するように広がり始め、徐々に明るくなり、いよいよご来迎の始まりだ。
素晴らしい、ご来迎に、健康で富士登山ができたこと、健康でいられる感謝を心に手を合わせた。
いよいよ朝日を浴びながら、真っ白な雲海の景色を堪能しながら下山を開始した。記念に、写真を撮る。
下山途中でコーヒーを沸かし、飲む余裕もできた。
五合目までの下山ルートは、自然遺産に登録され、安心、安全に下山ができる様、ブルドーザーでならされており、海底に降りることができた。
下山途中に咲いていた花を撮影した。
5合目まで下山後、登山靴を脱ぎ、レストランで土産物を買い、コーヒーを飲みながらバスの発車時刻まで待つ。バスに乗車し富士山駅まで戻る。富士山駅で、ラッピングをした電車を発見、撮影をする。
温泉に入る前に北口本宮藤浅間神社に参拝することとし、タクシーに乗り参拝するが途中、火祭りが行われる街道を通り、その後タクシーが止まらない、走っていないとのことで、山門前で待ってもらうこととする。
「北口本宮藤浅間神社」
御祭神は、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・天孫彦火瓊瓊杵尊(てんそんひこほのににぎのみこと)・大山祇神(おおやすみのかみ)
由緒、人皇十二代景行天皇40年(110)日本武尊(やまとたけるのみこと)御東征の砌、箱根足柄より甲斐国酒折宮に向かう途次、当地を通過、富士山の神霊を御遥拝され、大鳥居を立て、「富士の神山は北方より参拝せよ」勅され、祠を立てて祀ったのが始まりとされている。延暦七年(788)甲斐守紀豊庭(かいのかみきのとよひろ)が神殿を立て、浅間の大神を祀り、境内内大塚丘には日本武尊(やまとたけるのみこと)の神霊を祀った。享保18年(1733)江戸の富士講村上派村上光清が、幣殿、拝殿、神楽殿、手水舎、隋神門を造営した。とある。
参道入り口の大鳥居をくぐり、参道は杉の大木が立ち並び鬱蒼とし、苔むした灯篭が並び、天を隠すようであった。日本最古の木造鳥居をくぐり、隋神門を通り境内に入る。粘りの素晴らしい太郎杉、夫婦桧の大木が左右にあり、天に向かい伸びている。
正面に神楽殿、左手に手水舎がある。その央に黒々とし、威容を誇る大きな拝殿がある。本殿は見ることができなかった。そのほか末社が右側に立ち並び祀られていた。
それらの奥に鳥居があり、登山道の入り口で、さらに進むと大塚丘がある。
富士山駅で近くの温泉でゆっくりと湯につかり、疲れを解消し、帰路に就く。武蔵境駅で妻とともに食事をし、無事富士登山を終えることができた。
5合目総合管理センター(観光案内、山梨県総合窓口、警察、救護所など)で富士山保全協力金(富士山の環境保全・登山者の安全対策・救護所の拡充、安全誘導員の配置等、信仰対象、芸術の厳選としての価値等の情報発信等)に協力(県内施設の優待割引等を利用可の木札をもらう)吉田ルートを登山開始。泉ケ滝を通り6合目安全指導センターへ、きょうの宿泊場所7合目鎌岩館を目指す。