野菜の接ぎ木栽培
夏果菜類は病気などに弱いけど高品質な品種を、病気などに強い台木に接ぎ木をする事で、病気に強くて高品質な野菜苗を作る事が出来る。スイカの台木はカボチャ、夕顔、干瓢、キュウリの台木は同様、ナスはナスの原種に近いものを使う。
スイカやキュウリは夏の乾燥に弱いため、根が深くまで張り込むカボチャや夕顔系統を使用する。
強い根を張ると上のものが樹勢良く成長する。ナスは夏の乾燥に弱く乾燥機には収穫ができなくなるが、原種の根を継ぐと11月霜が降りるまで収穫が可能となる。
また、接ぎ木を行うことにより、細菌やウイルスへの抵抗力が高まる。
我が家でもその時期になると大変忙しく過ごしたものである。
近年は接ぎ木処理された苗を求めて定植し、肥培管理を行い、収穫を行っている。
接ぎ台の芽が伸び始めに、発育の邪魔にならぬように切除することが必要だ。