虫と遊ぶ

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虫と遊ぶ

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あぶらむしとありんこ

てんとうむし

庭ハンミョウ

かぶとむし

せみ

栗の木の花がにおいだすと、気温も上がり、麦が黄色く色づくと、セミと遊ぶ季節となる。最初に泣き出すのは、春ゼミで、成虫の体長はオス30mm程度、メス20mm程度で、ヒグラシを小さく、黒くしたような外見である。オスの方が腹部が長い分メスより大きい。翅は透明だが、体はほぼ全身が黒色-黒褐色をしているが、褐色かかっているように見える。セミの抜け殻は、他の抜け殻とは違い、薄手にできている。

オスの鳴き声は他のセミに比べるとゆっくりしている。人によって表現は異なり「ジーッ・ジーッ…」、鳴き声はわりと大きいく、黒い小型のセミで高木の梢に多いため、発見も難しい。

集団で「合唱」をする習性をもつ。ある1匹が鳴き始めると周囲のセミが次々と同調、やがて生息域全体から鳴き声が聞こえ、同様に次々と鳴き終わる。蝉取りをして捕獲した経験は少なく、メスに出会う機会はオスに出会うより少なかった。約1か月程度の期間鳴き声が聞かれた。

蝉の一生は、ほぼ一生を土の中で過ごし、羽化すると1週間程度の命といわれている。夕方になると成虫になる前のさなぎの姿で、土中より出てきて木々のお葉の上や木の幹につかまり、羽化の時を待つ。羽化の始まりは、さなぎの頭部の部分が割れ、まず頭より脱皮し、胴、体、足と進み、翅は脱皮の時は小さくちじんでいるが時間の経過とともに伸び広がる。脱皮した時は、ほぼ白色で、羽根はみどり色などで大変にきれいな色をしており、翅が伸び、体の色が生体の色になり、固まるまで動かずにいた。羽化を見つけると、羽化をするさなぎを見つけると、変身する姿を観察するために、じっと動かず、蚊に刺されながら見つめ、動き出し、飛び立つまでを観察した。

夏の最大の遊びは蝉取りから始まり、昆虫採集をするのが最高のあそびであった。

春ゼミは泣いているのは解っていてもなかなか見ることはできず、音に向かって静かに近づくのだが、近づくとピタッと泣き止んでしまうために姿を見ることは難しかった。次に泣き出してくるのが、ニイニイゼミで、土の表面には小ぶりな穴をあけて出てくる。午後の夕方近くなると、その日に土の中から出てきそうな小さな穴を見つけては、幼虫を掘り出し、捕獲して観察して満足する。

ニイニイゼミは、大変沢山発生するのが常であった。最初秋の高い梢に、量が増えてくるとだんだん期の下方に止まるようになってくる。屋敷林や雑木林では蝉のmmがやかましくなる。7月ごろになると、アブラゼミが泣き出し、徐々にその数が増え、日の出とともに泣き出し、セミの鳴き声で目が覚めることも多く、月末ちょうどお盆のお迎えをする頃に最も声が多く、大きくなり、お盆の季節感を醸し出していた。このころは、セミの発生率が最高となるために、どの気にもたくさんのセミがとまっており、手が届く高さにも止まっており、手で捕まえることもできた。お盆が過ぎたころから、ツクツクホウシが、午前中と夕方に「ジーー、オーシンツク、オーシンツク、===ジーーー」と鳴きだす。泣いている期間は短く、1か月程度である。

同じ時期に泣き出すのが、日暮らしで「カナカナカナーーー、カナカナカナーーー」と、夜が明けると、夕方に鳴きだす。一匹が泣き出すとそれにつられて他も鳴きだし、地域によってタイミングがずれる場合がある。8月半ばになると、ミンミンゼミが「ミーン、ミーン、ミンミンミンジー」と泣き出す。大変高い木の梢や枝にとまり鳴いているのは確認できたが、穂ちゅう網の長さが足りなくて捕獲をした経験がなく、一生のテーマとなっている。次に、周りを威圧するがごとくけたたましい、力強くなくクマゼミが「シャーーシャー、シャー」と鳴きだす。クマゼミの鳴く声が小さくなると蝉の季節も終わり近くなり、季節も秋色が増してくる。

目次

捕獲網

昆虫を捕獲する網は、現在のようにしっかりとした網はなく、子供たちは使い古した手ぬぐいを袋状に縫い、ふちに薪を束ねた針金を縁取りに使いタケの先につけた。普通は2間(3~4メートル)位であったが、ミンミンゼミやクマゼミを狙うものは3件(6メートル)のタケ竿を用いた。長い竿を使用するには、小さな子供には、先に網がついて、時には風を受け、手ぬぐいでできた網が膨らみ、なおさら重くなった竿は操作に無理があった。

ずセミは液体を出して、身を軽くしてから飛び立つために、かをにその液体を浴びされた。それを蝉のしょんべんといて、かけられたものをはやし立て、笑いあって、はしゃいでいた。

台風の後の蝉取り

台風が来た後には、強風にあおられたためなのか、セミが仰向けに地面に落ちていた。それを拾い歩くのも子供の遊びの一つであった。

蝉取りの楽しさは、その日に、何種類のセミをとれるか、何ひきセミをとれるかなどが遊びの面白さであり、スイカの残った皮などを与えてみたが次の日の朝には死亡してしまうことが多く、夕方家に帰るときにはすべて逃がしてしまった。

おけら ケラ(螻蛄)

成虫の体長は30mmほどだが、大型種では体長50mmほどに達するものもいる。全身が褐色で、金色の短い毛がビロードのように密生する。触角や脚が短く、頭部と前胸部は卵型で、後胸部・腹部は前胸部より幅が狭い。尾端には触角と同じくらいの長さの尾毛が2本ある。成虫には翅がある。おおむね前翅は短く、後翅は長い。鳴くための発音器官がありる。 

前脚は腿節と脛節が太く頑丈に発達し、さらに脛節に数本の突起があって、モグラの前足のような形をしている。この前脚で土を掻き分けて土中を進む。草原や田、畑などの土中に巣穴を掘って地中生活する。巣穴は大まかにはねぐらとなる地面に深く掘られた縦穴と、そこから伸びる、地表直下を縦横に走る餌を探すための横穴からなる。成虫幼虫ともに食性は雑食性で、植物の根や種子、他の小昆虫、ミミズなどさまざまな動植物質を食べる。

田圃地帯では、土の水分も多く、生育には適していたものと考えられるが、高台の畑地ではなかなか捕獲するのが困難であった。田植え前の代掻き(しろかき)の際などは土を起こした際に水上に浮かんでくるので見つけやすい。水上では全身の短毛が水を弾いてよく水に浮き、脚で水面を掻いてかなりの速度で泳ぐのが見られ、捕獲をしたとも聞いている。地中生活するうえに前翅が短いため飛ばないようにも見えるが、長く発達した後翅を広げてよく飛び、夜には灯火に飛来する。若齢幼虫はよく跳ねるが、成長するとむしろよく走る。夜になると、家の電灯に向かって飛んでくることもあった。

オスは初夏によく鳴き、巣穴を共鳴室として使って、地中からにも関わらず、大きな鳴き声を周囲に響かせる。鳴き声は「ジー……」とも「ビー……」とも聞こえる連続音。地中から聞こえるため、日本では古来「ミミズの鳴き声」と信じられてきた。常にといってよいほど、夏の畑では鳴き声が聞こえていた。

子供のおもちゃとしては、螻蛄を捕まえると、掌に握り込むと前足で指の間などをかき分けようとするのを喜ぶ、というものがある。これを両手を広げる動作に結びつけて「お前のちんちんどーのくらい」「カーちゃんのでべそ、どのくらい」などとはやし立てると、不思議と頑丈に作られた前足を横に、広げたり、縮めたりして止まるのを見て、また燥ぎ、笑い転げて遊ぶのが常であった。 

くわがた

かぶとむし

かげろう

ちょうちょ

こめつきばった

ばった

ありじごく

「アリジゴク」の成虫の名として有名であるが、本科全ての種の幼虫がアリジゴクを経ているわけではない。卵→幼虫→蛹→成虫という完全変態をする昆虫である。 

外見はトンボによく似ていて、細長い体、丸い頭と細長い翅を持っている。ただし、止まるときは翅を背中に伏せてたたむこと、頭は小さくて複眼がさほど巨大ではないこと、触角が短いながらも太いことなどで区別できる。また、「カゲロウ」というだけあってその飛び方はひらひらと舞うようであり、トンボのように上手ではない。

触角が短いのでツノトンボと区別できる。 

地方によっては極楽トンボ、神様トンボなど様々な俗称がある。 

アリジゴク[編集]

このグループの一部の幼虫はアリジゴク(蟻地獄)と呼ばれ、軒下等の風雨を避けられるさらさらした砂地にすり鉢のようなくぼみを作り、その底に住み、迷い落ちてきた地表歩行性節足動物に大顎を使って砂を浴びせかけ、すり鉢の中心部に滑り落として捕らえることで有名である。捕らえた獲物には消化液を注入し、体組織を分解した上で口器より吸汁する。この吐き戻し液は獲物に対して毒性を示し、しかも獲物は昆虫病原菌に感染したかのように黒変して致死する。その毒物質は、アリジゴクと共生関係にあるエンテロバクター・アエロゲネスなどに由来する。生きているアリジゴクのそ嚢に多数の昆虫病原菌が共生しており、殺虫活性はフグ毒のテトロドトキシンの130倍といわれている。

吸汁後に残る外骨格は、再び大顎を使ってすり鉢の外に放り投げる。 アリジゴクは飢餓と渇きに強く、1ヶ月以上飲まず食わずで体が小さく縮まっても生存している。  

アリジゴクは、後ろにしか進めないが、初齢幼虫の頃は前進して自ら餌を捉える。また、アリジゴクは肛門を閉ざして糞をせず、成虫になる羽化時に幼虫の間に溜まった糞をする。幼虫は蛹になるとき土中に丸い繭をつくる。

羽化後は幼虫時と同様に肉食の食性を示す[1]。成虫も幼虫時と同じく、消化液の注入により体組織を分解する能力を備えている。ウスバカゲロウの成虫はカゲロウの成虫ほど短命ではなく、羽化後2 – 3週間は生きる。 

一般にはアリジゴクは、羽化時まで糞だけでなく尿も排泄しないということが通説化していたが、2010年にこれが覆されたと報道された[3][4]。報道によれば、千葉県袖ヶ浦市在住の小学校4年生がアリジゴクの尻から黄色い液体が出ることを発見し、日本昆虫協会に報告した。1998年には研究者が「糞は排泄しないが尿はする」ことを調べ、尿の成分に関する論文も発表していたが[5]、多くの人が長年確かめようとしなかった昆虫の生理生態を小学生が自力で発見したことが評価され、この研究に対して協会より「夏休み昆虫研究大賞」が授与された。 

にじいろのむし

じくも

とんぼ

あり

はち

ごきぶり

かまきり

かみきり

あめりかざりがに

ほたる

たまむし

こがねむし、かなぶん

まいまいかぶり

おおだんごむし

くも

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