建国記念日

日本書紀に日本の建国の由来が、辛酉の年の1月1日、初代の神武天皇が大和の橿原神宮で即位した。

今の暦の期限前660年2月11日にあたり、世界最古の建国とされている。日本書紀の歴史的価値は、日本が建国された物語が、先祖たちが大切に語り継いできた重みに他ならない。

根拠や歴史的事実の確認は、今後の識者の研究に委ねたい。世紀を重ねる中で、社会や文化を高め、自らの精神性を高め、国を守り、豊かさを高めるために力を合わせてきた。

日本は明治維新を経て近代化を成し遂げ、現在の繁栄を築き、維持している。明治政府は、明治6年から紀元節として国民の祝日とされた。

大戦後、占領軍の連合国軍総司令部(GHQ)の命令により廃止されたが、昭和41年の祝日法改正で「建国記念の日」として復活した。

改めて、独立国家としての日本国・日本国民の自覚を新たにするために、国の成り立ち・由来と意義を再認識する必要がある。

中学校学習指導要領は「日本人としての自覚をもって国を愛し、国家及び社会の形成者として、その発展に努めること」としている。独立国家としての教育は国を形づける重要な意義があり、国家としてしっかりと取り組む必要がある。

これまでは、建国神話を軍国主義に結びつけるなど、日本の独立と国家転覆を目論むプロパガンダにより、学校現場では、日本国民であることの意義、建国の由来・意義や独立国家の意義などがほとんど教えられてこなかった。

改めて、コロナ禍ではあるが、国際情勢が激変する中で、グローバル経済が進む中で、日本人が独立国日本を維持・持続してきた意義を子供たちに教える必要があり、教えてゆく必要性が高まっている。

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