由緒は、往古「熊野大権現」と称され旧本宿村の総鎮守であった。その創建は、江戸初期と伝えられ、当時境内に別当寺である「弥勒寺」が勧請されており、当地にも熊野信仰伝搬の様が見られ、神仏習合の信仰形態が調っていた。本殿は往時の儘現存し、拝殿は天保九年(一八三八)九月改築との棟札があり、拝殿内には江戸時代後期の漢詩人「江山翁大窪行」揮毫の「熊野大権現」と記した額が殿内にある。国内最大・最古の上円下方墳(府中市ホームページより)。出土品が少ないため手がかりが少ないが、古墳時代終末の650年前後と推測されるそうです。三鷹市内天文台構内にある古墳も同年代と推定されていることから大変興味深く、改めて府中博物館で調べてみたい。