以前は長久寺の御住職が朝7時ごろに、回ってきてお盆の経を上げていただいたものであったが、最近は新盆の家だけ、希望があれば伺うとのことである。
饅頭を一つ小皿に盛り、茶一杯添えて、労をねぎらい、礼を申し上げお経料(お布施)を差し出した。半紙に「上」と書いた紙に包むのが習わしであった。また、御住職はお供を連れて回っていた。其のお供の方にもお布施を手渡した。
御住職がお帰りになると朝食である。母が早起きをして作った饅頭に、みそ汁が付いた。昼は、小麦粉を練り、新しい畳表の上から踏み、練り上げたものを、回転式のうどん切りの機械で切り、打ち上げた。