朝より、友人と娘さんとで、深大寺に行き、

朝より、友人と娘さんとで、深大寺に行き、私の知るところの深大寺の歴史を説明しながら、深大寺の山門、本堂、脇にある羽付きの頭になる、手にとって振ると、カラカラと音を立てる薄い飴色の実。皮をむけば 中から真っ黒な種が現れるクロジの実です。 黒い種は正月遊びの羽根突きの羽の黒い玉に使われる、とても身近な植物です。 また、実の皮は水の中で揉めば泡が立つため、昔は洗剤として使われていました。なんじゃもんじゃの木と言うヒトツバタゴの木、白い細い花びらを八方に広げ、樹全体が真白になるほどに咲く。本堂の内側の壁面には釈迦の誕生から入寂までが描かれ、2003年に本堂の大屋根を改修したときに、住職・谷玄昭が、調布在住で旧知の画家・田崎昭作に依頼して描かれたものである。

壁画は『釈尊伝ー田崎昭作画 深大寺本堂壁画ー』という冊子になって、境内の売店で売られている。造本、印刷、阿純考(目黒円融寺住職)による図版解説、みなすばらしい。見せて差し上げたかったができなかった。元山大師堂、そこには我がおじいさんが日露戦争に出兵した時に、天然理心流の門人であったために、武運長久を願った額が掲げられているが、そこに名前が記載されていることを伝え、国宝の釈迦如来坐像を参拝、弁天池とその由来を話し、深沙大王堂を参拝、縁結びの霊力があることを話す。昼には少し早いので、深大寺城の遺跡を散策し、矢田部茶屋で昼食としてそばに舌鼓を打つ。

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